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自宅の焼肉 [焼肉]

 最近は焼肉屋さんが巷に溢れてますね。私自身、一時期は店を探しながら食べ歩いたことがありました。最近は然程でもないですが、それでも年に数回はお気に入りの店に出掛けたりします。そんな「お店の焼肉」については機会を改めて書いてみたいと思いますが、今日はタイトルのように「自宅の焼肉」についてです。
 というのも、昨日の我が家の夕餉は、まさに「自宅の焼肉」。もう年代モノの、やけに焦げ付きやすいホットプレートを囲んでヤキヤキしておりましたが、食べながら、「肉以外に何を焼いて、どのように食するか、これが自宅の焼肉の楽しみを高めるコツではないか」というようなことを考えておりました。肉の品質やタレといった保守本流的な拘りは「お店の焼肉」に任せ、「自宅の焼肉」では、亜流的な拘りに重点を置くべきだと考えた訳です。因みに、昨日の我が家の焼肉メニュー(2人分)は、肉(カルビ260g・ハラミ150g・タン150g・トントロ150g)、野菜(玉葱半分・新ジャガイモ2個・カボチャ数切れ・パプリカ2個・アスパラ数本)、ご飯(白菜漬物付き)といった一般的なラインナップで、「これは食材調達前にもっと深く思考をしておくべきだった」と若干後悔したものでしたが、そんな昨日の我が家のケースでも、以前開発していた「ジャガイモ・カボチャ用ディップ」と「粟國の塩」というポイントがありました。ディップは玉葱の微塵切り、クリームチーズ、マヨネーズを練り上げ、アンチョビを細かく切ったものを混ぜ込んだもので、ホクホクとしたジャガイモ、カボチャには良く合います。「粟國の塩」はタン用に準備したのですが、パプリカ、アスパラには抜群の相性で、メインである肉以上とまでは言わないものの、メインと肩を並べる存在感を示してくれました。
 自宅の焼肉では、他の野菜類やウィンナーといった定番食材がありますが、食材毎に最適な食べ方を発見出来れば幸せだし、定番を越えるような驚くべきヤキヤキ食材の発見は、極めて身近なノーベル賞と言っても過言ではない、というのが昨日の夕餉で得た結論でした。このブログをお読みの方で、自宅の焼肉における密かな楽しみをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非情報提供をお待ちしております。
 ところで、昨日は、ご飯と白菜の漬物で健康的なエンディングを迎えましたが、本来は大蒜ライスで締めるのが私の好み。最近、若干体重重めということもあり控えた次第ですが、食欲と体重のコントロールは、「食欲の春夏秋冬」を名乗る私にとっては、最大のテーマと言えるかもしれません。ごちそうさまでした。 


栃尾の油揚げ [居酒屋]

 昨日、居酒屋で「栃尾の油揚げ」というメニューを見つけて注文した。栃尾というのは人の名前ではなく、新潟県にある地名のこと。美味しいこしひかりの産地としても有名らしい。
 実はこの油揚げは、以前学生時代の友人K氏に、彼行きつけの居酒屋に連れて行ってもらったときに教えてもらったメニュー。単純に、油揚げを焼いて、葱と生姜をたっぷりかけて、醤油でいただくだけのものだが、これがなんとも美味しいのだ。
 油揚げの美味しさは土地に関係するんでしょうか。「美味しい豆腐屋さんの油揚げがやっぱり美味しいように、土地というより作り手によるものではないのかなぁ」、「水が美味しいところの豆腐が美味しいと言われるように、やはり、有名なこしひかりの産地である栃尾の水は、豆腐作り、ひいては、油揚げにも適しているんだろう、そうに違いない」と、同席者との会話もそこそこに、こんなつまらないことを考えながら、一心不乱に油揚げと格闘していた訳です。僕は、食事をするとき、時々、いやしばしば会話に集中していない悪い癖があるのですが、大抵は、いや常にこんなことを夢想してしまっているんですね。意地汚いですな。
 油揚げといえば、最近、我が家で流行のつまみがあります。油揚げの中にモッツァレラチーズと、微塵切りにしたアンチョビ少々を入れて、油をひかずに、両面をフライパンで焼くわけです。これで出来上がり。七味をかけて、醤油を本当にちょこっと垂らして食べるわけです。ビール、日本酒、焼酎にぴったり。因みにこれを「栃尾の油揚げ」でやると勿体ないので、これは普通の油揚げでどうぞ。
 ところで、この油揚げを教えてくれた友人のK氏は、とても友達思いのいい人。「栃尾は、こしひかりも凄く美味しいんだ」ということも教えてもらったのも彼です(彼は広島出身なんですけどね)。で、「俺も食べてみたいなぁ」と漏らしたところ、即座に10kg袋を送ってきたもんです。K君、このブログ見てないよなぁ、また美味しい米が食べたいなぁ。ごちそうさまでした。
 
 


タラモサラダ [じゃがいも]

 ギリシャ料理(かな?)に「タラモサラダ」という「タラコポテトサラダ」がある。もう何年も前のこと、六本木にあるダブルアックスというギリシャ料理店で、キンキンに冷えたギリシャの白ワインとバゲットに乗せて食べるタラモサラダとの絶妙な取り合わせに感動した記憶がある。真夏の蒸し暑い日だったせいもあり、大量のタラモサラダと白ワインが、文字通り「いくらでも」胃袋に吸収されていったことを覚えている。
 難しそうな料理でもないので、以後、何度か自宅でもトライしてみたものの、思うような味にならず諦めていたのだが、その後の研究の成果もあり(「ヒデとロザンナ」のロザンナさんのレシピを参考にしただけですが)、最近では、私の数少ない得意料理となっており、友人の集まり等、頼まれもしないのに持参しては、きっとお世辞と思われるお褒めの言葉に酔いしれている次第。
 今日は、午後から晴れて、何となく気分爽快。こんな日こそ、タラモサラダ&白ワインが最適。白ワインは14時には冷蔵庫に入庫しており、既に「キンキン」の状態。これからジャガイモを潰しに入るところ。ご参考までに、レシピはこんな感じ。もし、この記事をお見かけした方、私の周囲の賞賛がお世辞か否かご教授願います。
【美味しい(と思われる)タラモサラダの作り方】
 ①ジャガイモのマッシュを作る。滑らかであるほど美味い!念入りに潰して練り上げて下さい。調味料、生クリーム等一切不要です。 
 ②明太子(たらこでもいいと思うが、私は明太子の方が好き)を惜しげも無く放り入れ、更に練り上げる。
 ③摩り下ろした大蒜を、「隠し味」というよりも多目に入れて、またもや練り上げる。
 ④マヨネーズ、オリーブオイルを入れて、更に更に練り上げて完成。因みに、マヨネーズ、オリーブオイルをケチってはいけません。
 ⑤タラモサラダはどうやって食べてもいいと思いますが、焼いたバゲットにのせて食べるのがベストだと思います。キンキンに冷やした白ワインと共にどうぞ。ワインにお詳しい方は、「冷やしすぎると味がわからない」ということかもしれませんが、初夏~真夏に爽快感を味わいたい方には、「キンキン」をお勧めします。尚、翌日は腕が筋肉痛になりますのでご注意願います。
 さあ、夕食が楽しみだ!今回は「ごちそうさま」ではなく「いただきます」。


目玉焼き [卵料理]

 昨日、朝食に目玉焼きが登場した。些か大げさな表現だが、平日の朝が早い我が家では、目玉焼き付きの朝食は、ウィークエンド限定のスペシャルメニューなのである。
 「目玉焼きは、片目(1個)か両目(2個)か」という議題は、たまに見かけることがあるが、昨日の我が家の食卓では、「目玉焼きを何個食べたいか」という議論に発展した。結局は、いくら食べてもコレステロールが上昇しない卵が開発されればという前提で、更に他におかずがなければという前提で、10個くらいは余裕だろうという、ある意味常識的な結論に至った。この議論、「卵料理全般」ではなく、あくまで「目玉焼き」限定というところがミソである。つまり、厚焼き玉子、スクランブルエッグ、ゆで卵では、10個完食の前に飽きてしまいそうな懸念がある中で、「目玉焼き」だけは黄身の濃厚な旨みを楽しみながら、すいすいと10個くらいは入ってしまうだろうと、夫婦で共感したものである。書き忘れたが、黄身の硬さは個人の好みに合致したものでなくてはならないということも重要だろう。因みに私は、完全な半熟よりは、ちょっと固まりかけた部分もあるが、でも黄身が流れ出す部分も残っている、程度がBESTである。
 それにしても、卵とは偉大な食材である。1個あたり20円前後で、黄身を口一杯に頬張ったときの至福を味わえるのである。ところで、今日は日曜日であるにも拘わらず、今朝の我が家の朝食には目玉焼きが出なかった。1個だけ残っていた卵は、1歳の娘の朝食(スクランブルエッグ)に化けてしまったようだ。ごちそうさまでした。


ごちそうさまがせつなくて・・・ [雑記]

初めてブログに文章を載せます。宣伝もしてないので誰が見る訳でもないのですが、文章が残るということは意外にプレッシャーになるもんです。実は結構緊張してたりします。
食べること以外には殆ど執着のない性格。食べ物で文章を書いてみようかと漠然と思っていたところに、学生時代の友人がブログを始めたのが1年前。すぐに飽きるかなと彼のブログを見守ってきましたが、この1年間毎日記事を更新し続けている、これは立派!ということでブログ参戦を決めた次第です。
ちなみに、ブログタイトルの『ごちそうさまがせつなくて・・・』は栗原はるみさんの新作ではなく、いつまでも食べ続けたい!との切なる希望をタイトルにしてみたものです。フランス料理等のコース料理で、「さぁ食べるぞ!」とわくわくしながら前菜を迎える一方で、メインディッシュの肉料理を前に「もうすぐ食事が終ってしまうなぁ」と切ないような哀しいような気持ちになることはありませんか?あの(といっても私だけかもしれない・・・)気持ちです。ごちそうさまはいただきますへの道標。これから、食欲の赴くまま、ごちそうさまを書き散らしたいと決意しております。


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